製造業のイメージを変えたい!後継者となる伊藤兄弟にインタビュー!〜町工場の伝統をベースに新たな挑戦をしつづける〜

はじめまして!広報担当です。

この度、伊藤社長の次男であり営業部長の大介さん、三男であり製造部次長の公介さんにインタビューした内容をお届けします。大切にしている理念や今後の経営方針など、高津通信を丸ごと知っていただける内容になっています。ぜひ最後までご覧ください!

 

【登場人物】


▶︎伊藤社長
代表取締役
昭和49年(当時24歳)に高津通信を設立。
国内旅行が好き。過去に専務と常務と能登半島一周をしたことがある。

 


▶︎大介さん
営業部 部長
2015年に高津通信に入社。
前職は住宅リフォーム関連会社
インドア派。ゲームは分析・戦略でクリアするタイプ。

 


▶︎公介さん
製造部 次長
2015年に高津通信に入社。
前職は建築測量会社。
アウトドア派。キャンプにハマっている。

※記事の内容は2022年8月時点のものです。

 

高津通信の創業エピソード

kosukesan_icon公介さん
まずは高津通信の創業エピソードからお伝えしていきたいと思います。と言っても私たちが生まれる前のことなので、社長お願いします!

 

itoceo_icon伊藤社長
みなさん、はじめまして。高津通信の代表取締役を勤めている伊藤秋雄と申します。

 

daisukesan_icon大介さん
高津通信を起業したのはいつですか?

 

itoceo_icon伊藤社長
高津通信は、私が24歳の時に設立しました。
設立当時は私とは別の代表者がいました。現在の常務と専務も当時からの付き合いです。
経営について右も左もわからない中、その初代代表のツテで仕事をもらってギリギリの売上を立てていました。しかし、初代代表は不安定な経営状況に疲れてしまい、設立から1年半ほどで姿を消してしまったんです。取引をしているお客様もいたので逃げ出すわけにもいかず、私が代表を引き継ぎ、常務と専務と3人で「絶対に会社を潰さない」と固く決意しました。

 

kosukesan_icon公介さん
私たちが子どものころ、社長は仕事一筋だった記憶があります。

 

itoceo_icon伊藤社長
人を採用する余力もなかったので、3人で毎日必死に働いていました。「経営者は人の3倍働け」という言葉の通り、1ヶ月に420時間くらい働いていた時もありましたね。今だとブラック企業ですね(笑)

 

daisukesan_icon大介さん
そんなに働いて、仕事が嫌になることはなかったんですか?

 

itoceo_icon伊藤社長
3人とも経営者なので、仕事が嫌だと投げ出すことはありませんでした。しかし、人は機械のように働き続けることはできないので、たまに国内旅行を計画してリフレッシュをしていました。高津通信を今日まで一緒に守り続けてくれた常務と専務には感謝しています。

kosukesan_icon公介さん
約50年間、高津通信を守ってこれたポイントを教えてください!

 

itoceo_icon伊藤社長
信頼を大切にして希望を捨てずにやってきたから
だと思っています。
お客様からの信頼は納期やコストなど取引に関する約束を守ること、銀行からお金を借りたら期日に遅れることなく返済することなど、当たり前の積み重ねで守ってこれました。
10年に一度くらい社会情勢の影響でどん底を経験することもありましたが、それでも会社を潰すわけにはいかないという根性でのしあがってきた会社です。

 

daisukesan_icon大介さん
私たちにもその根性は引き継がれてますね。
そして、これからの高津通信を担っていく私たちにアドバイスをください!

 

itoceo_icon伊藤社長
これからの高津通信も「言われなくてもわかっているよ」という当たり前のことを愚直にやって、コツコツと信頼関係を強化していくことを忘れずに会社経営をしていってほしいです。
日本のものづくり産業はクオリティが高いと言われていますが、その技術を継承する若手が少なくなっています。これからの高津通信を任せる2人には、私がやってこれなかった教育や組織内部をもっと強化していくことに注力してほしいと思っています。
高津通信をよろしくお願いします。

 

社長から受け継いだ「人を大切にする」理念

kosukesan_icon公介さん
社長が父として家族行事に参加するのは、お盆休みに両親の実家がある秋田県へ行ってお墓参りをする時でした。今年も社長と兄と私の3人で行ってきました。この家族行事には社長の想いがあるんです。

 

daisukesan_icon大介さん
社長は人を敬うことをすごく大切にしているので、どんなに仕事が忙しくてもご先祖の方々に挨拶するためにお墓参りをしています。
この価値観は、まわりの人や一緒に働く社員を大切にすることにも繋がっていて、会社に浸透している理念です。

 

kosukesan_icon公介さん
会社はいろいろな人が集まった組織なので、意見や考えが合わないこともあるんですが、根底にこの理念があるので、思いやりを持って向き合い、お互いを認め合う文化があるように感じます。

 

daisukesan_icon大介さん
私たちはそんな価値観の中で育ってきたので、今後の高津通信を任される立場としてもこの理念は変わらずに浸透させていきたいと思っています。社員のことを一番に考えた判断をしていくことが私たちの経営方針なんです。

 

kosukesan_icon公介さん
今まさに注力して考えているのが、人事評価についてです。まず人事制度を明確にして、入社してから適性や本人の意向を聞いてキャリアアッププランを提示したいと思っています。
実際に、入社何年目でどんな役職につけるのか、どのくらいの給与が得られるのかなど、入社後にしっかりと将来を想像できるような準備をしている段階です。そのためにも給与面ではガラス張り=透明でありたいと思っています。

 

daisukesan_icon大介さん
当社みたいな小さな規模の会社であれば、自分の成果が会社の業績に直結するんですよね。だから会社の業績が良くなれば、成果をあげた社員に還元される仕組みづくりをしていきたいです。
モチベーションを維持しながら勤めてもらえる評価制度を考えているところなので、楽しみにしていてください。

 

不器用だからこそ支え合って働くチーム

daisukesan_icon大介さん
当社の1番の魅力は働きやすさ
だと思っています。それを実感できるのが離職率の低さで、私が入社してからの7年間の離職者は2名のみです。
退職理由は、家業を継ぐためなどやむを得ない事情でした。退職してからも何回か忙しい時に仕事を手伝いに来てくれたりと、今でも良好な関係が築けています。もちろんその分のお給料は払っていますよ(笑)
1度身につけた技術は転職しても無駄になることはないですね。

 

kosukesan_icon公介さん
離職率が低い理由としては、一人ひとりに成果や数字が求められる環境ではないことが大きいと思います。製造業はみんなで協力し合って仕事をしているので、誰か1人に責任が重くのしかかるということもないんですよね。
できないことや失敗があれば、すぐ隣にいる先輩がカバーしてくれる体制もあるので、そういった面で未経験でも安心してスキルアップができるのだと思います。
しかし、このサポート体制があるからこそ「誰かがなんとかしてくれるだろう」という他力本願にならないように気をつけなければいけないんですよね。

 

daisukesan_icon大介さん
高津通信には、人と人との間に入ってうまく調整できるスキルがある社員が多いです。公介もその1人で、経営層と社員との中間で言葉を選びながら指示をおろしてくれるおかげで円満にやれているなと感じます。

 

kosukesan_icon公介さん
特に製造部には、コミュニケーションにおいて不器用な方が多いんですよね(笑)伝え方や捉え方がちょっと下手なんですけど、人間としてお互いに理解して支え合っているからこそ、居心地が悪くならずに、長く働いてくれるんだと思います。
誰かが大変なときにサッと手を差し伸べられる人ばかりなので、ひとりで黙々と頑張るのではなく、1つのチームとして頑張るっていうところが当社の魅力でもあるかなと思います。

 

DXでイマドキな町工場を目指します

kosukesan_icon公介さん
町工場って先代からの伝統や手法を守っていて、昔ながらのイメージがありませんか?
実は、業界全体でDX(デジタルトランスメーション)化が進んでいて、ものづくり産業がもっと盛り上がっていくんだろうなってすごくワクワクしているんです。先代からのやり方を続ける保守的な町工場だからこそ、高津通信が攻めの姿勢で抜きん出る存在になっていきたいと思っています。

 

daisukesan_icon大介さん
この社内ブログもひとつの挑戦で、町工場のイメージを変えていきたいと思ってるから始めたことなんです。他にも、公介はYoutubeを始めたり、新しいことにどんどん挑戦しているし、これまでのやり方を守り続ける部分と革命を起こしていく部分があるので、高津通信はどんどん面白くなっていくはずですよ!

 

kosukesan_icon公介さん
私が個人的に実現させたいと思っているのが、会社に託児所をつくること。私も兄も子どもがいるし、社員やパートさんにもお子さんがいる方が多いんです。だから職場に子どもを預けて働ける環境を整えていけたらいいなと考えました。子どもたちが一生懸命に働くお父さん、お母さんの姿を見られるのは素敵なことですよね。
そのほかにも一緒に働く仲間のためにできることは協力していきたいと思っています。

 

daisukesan_icon大介さん
福利厚生の充実は欠かせないですね。託児所だけじゃなくて、社員の健康を守っていける会社でありたい。社会に合わせて働きやすい環境を提供していきたいなと思うんですよね。
性別や育児、介護などのライフステージに関係なく、多様性を受け入れることができる会社が成長していけると信じています。

 

ものづくりが好きな戦略家あつまれ!

kosukesan_icon公介さん
よくある企業の求人で募集要項に「元気に挨拶できる人」って書いてあったりしますよね?
それも大事なことですが、製造職はコツコツと仕事を進められる性格の人が多くて、寡黙な方も多いんです。
高津通信にはこのような社風があるので、一見控えめな性格でも「ものづくりに興味があって極めていきたい」「業界を変えてやる」という情熱をうちに秘めているような方と一緒に働きたいなと思いますね。これからの高津通信はいろんなことに挑戦していくフェーズなので、変化を一緒に楽しんでくれる方を募集しています!

 

daisukesan_icon大介さん
製造職は淡々とこなす仕事と思われがちですが、戦略を立てていかに効率的にやるか、というようにゲーム感覚で楽しめる人も向いているのかなと思いますね。1時間かかっていた仕事が40分でできるようになったら、成長としてしっかり評価していきたいと思っています。
営業職でいうと、当社の取引先はどこも好意的な企業ばかりなんです。そんなお客様とのやりとりの中で感謝されることも多いんです。自分の仕事が役に立っていることを実感できるのがやりがいになります。お客様からの感謝の声は必ず製造チームに届けるようにしています。製品があってこそのビジネスなので、嬉しいことはみんなにシェアしてやりがいを感じてもらえる仕組みにしています。

いかがでしたか?
この記事を読んでこれからの高津通信にワクワクしていただけたら幸いです。
攻めの姿勢で突き進んでいく高津通信では、一緒に働く仲間を募集しています。

高津通信をもっと知りたいと思っていただけた方は、まずはカジュアル面談だけでも大歓迎です!お気軽にお問い合わせください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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