回路設計歴60年!高津通信だからできる仕事の魅力をベテランの鈴木さんにインタビューしました!

こんにちは!広報担当です。

約1年ぶりのブログとなりますが、今回はベテラン回路設計士の鈴木さんにインタビューを行いました。
高津通信に入社する前から回路設計に携わってこられ、その歴なんと60年!
回路設計の知識と技術で大活躍されている鈴木さんに、仕事の面白みややりがい、高津通信だからできる経験など、溢れる魅力を語っていただきました。ぜひ最後までご覧ください!

 

▶︎鈴木さん
高津通信唯一の回路設計士
2018年入社
回路設計の技術を独学で身につけ、海外での就業経験を持つ。
高津通信に入社するまでは、主に刺繍業界にて活躍していた。

※記事の内容は2024年2月時点のものです。

 

小学生の頃に回路設計を独学で習得

回路設計に興味を持ったのは小学生の頃でした。真空管の技術を使った電子機器が流通している時代で、真空管ラジオを解体してみたり、構造を理解するためによくいじって遊んでいたんですよ。
趣味で回路設計を学ぶ学生時代を過ごし、大学時代にはマイコン(マイクロコンピューター)を動かすソフトを扱う知識も習得しました。その頃から自ら回路設計をしたものをソフトを使って動かすという遊びに夢中でしたね!
興味を持ってから10年以上も飽きることなく追求していたので、電子製造業に就職するのも自然な流れでした。

 

刺繍業界の設計を強みとして築いたキャリア

大学卒業後は、多頭ミシンを製造する事業の会社に就職したんですが、3年で倒産してしまいました。その後は、独立して会社を設立。30年ほど刺繍業界の回路設計事業を営んでいましたが、日本の刺繍業界は伸び悩み、リーマンショックにも追い打ちをかけられて厳しい経営状況でしたね。国内では案件を受注できなかったため、アジア圏の国で業務用ミシンやスパンコールをホットプレスする機械、Tシャツなどにデザインをプリントする機械などさまざまな設計に携わっていました。

高津通信とは、自営業をしていた1997年ごろに出会い、私が設計した製品の基板の製造を依頼していたんです。当時一緒に制作していたものは、刺繍機にフロッピーで作成したデザインを読み取らせる装置でした。

自営業をたたんだ時に、高津通信の伊藤社長の紹介で埼玉県にある企業にて電子設計業務を5年ほど行っていました。
その後、高津通信に転職し、現在は入社6年目になります。(2024年現在)

 

回路設計の面白みは発見と学びの連続であること

回路設計案件を受注するのは難しいため、高津通信に入社してから2年ほどは製造業務に携わっていました。その後少しずつ設計案件が受注できるようになり、現在は設計業務のみを担当しています。たしか、初めての依頼は美顔器の案件でしたね。

最近は、フィギュアを光らせて展示ができる台座や電子顕微鏡のコントローラー、LED照明の基板設計など、さまざまな案件を依頼いただいています。ありがたいことに、複数案件を同時進行することも多く、1年を通して忙しくさせてもらっています!

さまざまな案件に携わっていると、うまく設計アイデアが浮かばないこともあるんですよ。

これまでの設計で得た知識や経験を参考にして応用していく仕事ですが、動きが複雑なものは一筋縄ではいきません。そんな時は、あえて仕事から離れて日常を過ごしているうちにアイデアが浮かぶこともあり、1日のほとんどの時間を設計について考えて過ごしています。今でも、設計の面白み、難しさ、奥深さを感じられて、毎日がとても充実しています!

 

高津通信でさらに成長できたこと

高津通信は、設計から部品実装・筐体への組立てまでの工程をワンストップで請けているので、これまで携わってこなかった製造業務を経験することで、設計に活かせる知識が身につきました。
これまでは、製造過程で設計側から指示を出して進めるやり方をしていたんですが、製造業務を経験したことで、最初から実装しやすいように設計したり、基板上の配置を工夫することができるようになり、スキルアップしているなと感じることができます。その結果、設計から実装までにかかる時間を大幅にカットすることができ、より多くの案件を請けることにも繋がりました。

私が40年ほど前に設計した製品が今も使われていたり、私の設計を元に世界中で数十万台と製造されている製品があったり、と何年経っても自分の仕事がどこかで役に立っていると思えるのは、この仕事のやりがいですね。

さらに、高津通信では製品の最終工程まで請け負っているので、製造数から自分が設計した製品がどのくらい人の手に渡っているのかを把握することができます。エンドユーザーからの評価が数字として現れるのも、ワンストップで請け負っている高津通信だからこそ得られるやりがいだと思います。

 

求めているのは経験ではなく、興味と姿勢

今のところ、高津通信で設計業務を行なっているのは私だけなんです。(2024年現在)
まだまだ現役で設計をしていきたいと思っていますが、もしこの仕事に興味を持っている方がいたら、経験の有無よりも電気・電子製品に対する興味と自分で調べる姿勢を持っていただきたいなと思います。

もちろん、回路設計の基礎は私から教えますが、案件に携わってから壁に直面した時に、自分で調べることができるとどんどん成長していけると思います。私から教えてしまうよりも、自分で調べて導き出した設計の方が身に付くからです。私が独学で身につけていた時代よりも情報収集に便利な時代なので、「知りたい」という気持ちに貪欲な姿勢を持っている方と一緒に働きたいですね。

 

高津通信で働きたいと思った方へ

高津通信の社員は、1人でコツコツと仕事をする方もいれば、休憩時間には和気あいあいとコミュニケーションを楽しんでいる方などさまざまなので、どんな方でも無理なく馴染める環境だと思います。
また、回路設計だけでなく製造業務にも携わることができるため、電子製造に関わる一連の工程で知識を身につけることができます。回路設計については、私から基礎をレクチャーさせていただきますので、未経験でもご心配なく!

高津通信では、受注する案件の納期を長めにとることで時間にゆとりを持って良い製品を作ることを意識しているため、残業もほとんどなく、プライベートとのオンオフの切り替えもできることも魅力の一つだと思います。

人の生活をより豊かにできる電子製造業の技術は、一生ものです。また、日常生活で自分の仕事の成果物を見る機会もあるため、やりがいを感じられます。

いかがでしたか?

私たちと一緒に働きたい、高津通信をもっと知りたいと思っていただけた方は、お気軽にお問い合わせください!まずはカジュアル面談だけでも大歓迎です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

関連記事

  1. 製造業のイメージを変えたい!後継者となる伊藤兄弟にインタビュー!〜町工…

  2. 製造経験ゼロ!IT業界から製造業界に転身し、目に見えるモノづくりの面白…

  3. 高津通信の今後を担う兄弟の素顔とは?お互いに強みを理解しリスペクトして…